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次の仕事決まってないけど辞めると不利になる?転職のホントとウソ
突然ですが、仕事は楽しいですか?
今の仕事に満足していますか?
もしあなたの答えがNOで、次の仕事決まってないけど辞める道を選ぼうとしているなら、ちょっと待ってください。
まずはそのメリットやデメリットについて理解して、それから判断しても遅くはないですよ!
次の仕事決まってないけど辞めるのはダメ?
なんとなく通念上にある「仕事を辞めるのは次の仕事が決まってから」という考え。
あなたもどこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。
でもどうして次の仕事が決まってないと、辞めたらダメなのでしょう?
「転職に不利になる」というウワサも聞きますよね。
それって本当なんでしょうか。
次の仕事が決まってないけど辞めてしまうのは、どんなデメリットがあるのでしょう。
多くの人がまず頭に浮かぶのは、収入がないという不安ですよね。
実家暮らしで何とかなるという人以外は、お金がなければ、生活ができません。
お子さんがいる方は、尚更でしょう。
家賃や食費、光熱費など、最低限の生活費は必要です。
その不安に負けて、妥協して転職先を決めてしまうことになっては、元も子もありませんよね。
じっくり転職を活動をするためには、お金の問題は避けては通れないと思います。
それから、面倒な手続きが必要になることも考えられます。
例えば、健康保険・厚生年金の切り替えです。
一般的な会社員は勤務先の健康保険組合などに加入しています。
退職してしまうと自動的に資格を失い、市役所などで国民健康保険の手続きをしなくてはなりません。
また厚生年金も同様に、国民年金に切り替える手続きが必要です。
すぐに次の仕事が決まっていれば、次の会社に書類などを提出するだけで新しい会社の健康保険組合に加入できるので、この手間はかからないんです。
それと、これもお金のことなのですが、社会保険料は会社が半分負担してくれていますので、離職すると以前より負担額が上がる可能性も高くなります。
そのことも念頭においておきましょう。
転職活動に悪影響はある?
次の仕事が決まってない状態で辞めてしまった場合、採用面接などで悪い印象を与えることはあるのでしょうか。
無職の期間が長くなってしまうと、あまり働く気のない人とか、他社に落とされ続けている人という印象を与えてしまう可能性はあります。
また、短いサイクルで有職と無職を繰り返している人は、長続きしない人だと判断されるため、転職が難しくなってしまうかもしれません。
しかし、それ以外の場合、退職してから転職活動をしたからといって、それを理由に採用を見送られることはほとんどありません!
面接で退職理由を聞かれた時にきちんと話せれば、無職であることはデメリットにはならないのです。
実際厚生労働省の調査でも、転職した人の25.8%は次の仕事が決まってないけど辞めているという結果が出ています。(平成27年転職者実態調査の概要より)
つまり、4人に1人が次の仕事が決まってない状況で、辞めているんです。
これって意外と多いと思いませんか?
次の仕事決まってないけど辞めるメリットは?
では、メリットについてはどうでしょう。
まず、退職することで転職活動に集中できるのは、大きなメリットと言えます。
働きながら転職活動をすると、仕事の合間時間に職探しをすることになります。
ハードワークの人の場合、そんな気力が残っていないのではないでしょうか。
退職してしまえば、ゆっくり次の仕事を探す時間も取れるし、平日の面接も気にせず行けるようになります。
できた時間で自己分析をしたり、資格取得のために勉強するのも良いでしょう。
採用面接においても、今すぐに働き始められるることは、メリットになります。
ほとんどの会社が、すぐに働ける人材が欲しいと考えているからです。
早ければ来週から出社して欲しいという要望に応えられるのは、無職だから故ですよね。
転職したいと思っていてもなかなかできない人の中には、次の仕事が決まったら辞めようと考えている人がいます。
こういう人の多くは、なかなか思うように転職活動ができず、結局ズルズルと今の仕事を続けてしまうんですよね。
退職して自分を追い込まないと、転職できないタイプなんです。
このタイプの人は、次の仕事が決まっていなくても、辞めて追い込むこと自体がメリットと言えなくもありませんね。
また、勤務先がブラック企業である場合も、辞められるだけでメリットです!
この場合は退職を悩む必要はありませんよ。
次の仕事決まってないけど辞めるなら、これだけはやっておこう!
デメリットはあまりないとは言え、軽い気持ちで退職してしまうと、後悔することになりかねません。
退職する前に、これだけはやっておくべきだと思うことを挙げてみましょう。
できれば、最低2〜3ヶ月分くらいの貯金をしておきましょう。
なぜ2〜3ヶ月分必要か、説明しますね。
次の仕事が決まってないけど辞めた場合には、失業保険の手続きができます。
ただ、自己都合退職の場合、手続きをしてもすぐに失業保険をもらうことはできません。
就職活動をしても次の仕事が見つからない場合に初めて、失業保険をもらうことができるんです。
それがだいたい2ヶ月後からなんです。
つまり、2ヶ月間は無収入になってしまいます。
その2ヶ月を過ごすために、最低2〜3ヶ月分の貯金は必要ということです。
ただ、失業保険は退職前にもらっていた給料の5割〜8割しかもらえません。
となると、余裕がある人は、半年分くらいの貯金を用意しておくと安心ですね。
とは言え、自己都合退職でも失業保険はもらえますから、退職したらなるべく早く、最寄りのハローワークに行っておきましょう。
ハローワークでは失業保険の手続きだけでなく、職業訓練の案内などもしてくれますよ。
(職業訓練を受けたり失業保険をもらうためには、いくつか条件があります。)
それから、在職中に転職サイトやエージェントに登録しておくのも、おすすめです。
転職サイトに登録することで、よりたくさんの求職情報を知ることができます。
今の条件と比べることで、現状を把握することができるからです。
思っていたより今の勤務先の条件が良かったと気がついて、退職を思いとどまることもあるでしょう。
転職エージェントを利用すれば、自己分析の方法やキャリアアッププランの作成などをサポートしてくれるサービスもあります。
また、条件に合う求人が見つかれば、面接の日程調整や条件の交渉なども、任せることができますよ。
しかも、利用料や手数料は一切かかりません。
まとめ
次の仕事決まってないけど辞めるのは、メリットがたくさんあることがわかりましたね。
逆にデメリットはさほどなく、転職に不利になるというウワサは、あくまでウワサであることもわかりました。
転職活動には、フットワークの軽さが大事です。
次の仕事決まってないけど辞めることは、フットワークを軽くする助けになりますよね。
心身ともに転職活動に集中するためには、次の仕事決まってないけど辞めることも大切なのかもしれません。
ただ、後先考えずに辞めてしまうのは、決しておすすめできません。
収入がなくなるということは、想像以上にあなたにダメージを与える可能性があるからです。
その不安が払拭できない場合は、仕事をしながら転職活動をするのも、1つの方法だと覚えておいてくださいね。